2022年の北京オリンピックでは、平野歩夢選手や小林陵侑選手などの若手選手が金メダルを獲得して盛り上がっていますね!
その一方で、「中国びいき」や不正なジャッジが多く、ネット上では毎日炎上が続いています。
この記事では、北京五輪で話題になった不正やおかしいと言われている判定をまとめました。
【北京五輪】不正疑惑&おかしい判定一覧
日付 | 競技と内容 |
2月5日 | 【ショートトラック2000m混合リレー準決勝】 失格繰り上がりで中国が金メダルに。 |
2月7日 | 【ショートトラック女子500m準々決勝】 中国選手が救済措置&マリオカート戦法で準決勝進出。 |
2月7日 | 【ショートトラック男子1000m準決勝・決勝】 1位の選手が失格で中国選手が繰り上がり1位に。 |
2月7日 | 【スピードスケート・女子1500m】 中国選手の不正疑惑 |
2月7日 | 【スキージャンプ団体】 高梨沙羅がスーツ既定違反で失格に。 |
2月7日 | 【フィギュアスケート団体】 ワリエワ/ドーピング疑惑 |
2月8日 | 【スノーボードパラレル大回転決勝】 進路妨害で竹内智香選手が失格。 |
2月11日 | 【スノーボード男子ハーフパイプ決勝】 平野歩夢選手の得点が不当にジャッジ。 |
2月12日 | 【スピードスケート男子500m決勝】 フライングでメダル候補選手が失格に。 |
不正疑惑&おかしい判定:ショートトラック
➀2月5日:ショートトラック2000m混合リレー (準決勝)

2月5日の行われたスピードスケート・ショートトラック2000m混合リレーの準決勝。
ビデオ判定によりアメリカ選手が失格になり、中国選手が繰り上げで決勝進出に。
このレースでは上位2チームが決勝に進出できます。
- 1位ハンガリー、2位アメリカ、3位中国、4位ROCだった。
- ビデオ判定により、アメリカとROCが中国を妨害して失格に。
- ハンガリーと中国が決勝進出。
- 決勝で中国が金メダル。
実は、妨害したのはROCで、アメリカ選手は中国選手に触れてすらいなかったのです。
直接的な妨害をしたROCのペナルティーは妥当だが、米国まで失格させた部分は議論が起きる
中国初の金メダルに〝重大疑惑〟 ショートトラック混合リレーのビデオ判定を米韓メディアが追及(東スポWeb) – Yahoo!ニュース
中国を決勝に進出させるためにアメリカを失格にした疑いがもたれています。
中国の今大会初金メダルが物議!
— sera (@8kR7KudbUEXB524) February 5, 2022
スピードスケートショートトラックでの事、
長いビデオ協議の結果、レース中に中国チームを妨害したとしてアメリカとロシアが失格となり、中国の“逆転”での決勝進出が決まった。 また始まった中国のお家芸、偽装審議! pic.twitter.com/RVKARZDD48
➁2月5日:ショートトラック2000m混合リレー (準決勝)
アメリカが失格となった同じレースで、中国選手の失格行為が見逃される疑惑が生じました。
- 中国の第2走者が第3走者にタッチできていなかった。
- レースは続行され、決勝進出。
通常はタッチできていなければ失格になるはずです。
ショートトラックのリレーで中国が自チーム選手にタッチ出来ていないにも関わらず失格にならず、逆にROCの選手が妨害したとして失格、米国も別の接触行為で失格。実力的に劣る中国チームが堂々の金メダル。これが中国。#北京オリンピック #冬季五輪 pic.twitter.com/zR3RfMTZJx
— 和泉守兼定 (@netsensor1) February 9, 2022
この判定は、「中国びいき」ではないかとの疑惑を生みました。
➂2月7日:ショートトラック女子500m(準々決勝)

2月7日に行われたショートトラック女子500mの準々決勝。
韓国の選手と中国の選手が転倒し、中国選手だけに「救済措置」が!
- 韓国の金メダル候補の崔珉禎(チェ・ミンジョン)選手が転倒。
- 中国の張雨婷(テイ)選手も転倒。
- ビデオ判定の結果、中国選手だけ「救済措置」により決勝進出。
中国選手は他の選手との接触が考慮されて「救済措置」が行われることになったようです。
しかし、同じように転倒に巻き込まれた日本の菊池純礼(きくちすみれ)選手に救済措置はなく、準決勝進出を逃しました。
なぜ中国選手だけに救済措置が取られたのか?
これも「中国びいき」と言われる不正判定疑惑の一つです。
➃2月7日:ショートトラック女子500m(準々決勝)
2月7日に行われたショートトラック女子500mの準々決勝では、もう一つの不正疑がありました。
- レース中盤までは、1位カナダ、2位中国、3位カナダだった。
- 中国人選手がブロックを押す。
- ブロックが1位のカナダ選手に当たり転倒。
- ビデオ判定が行われる。
- 中国選手に反則ナシ。
- 3位のカナダ選手はレーン変更で失格。
- 1位のカナダ選手は救済措置で準決勝進出。
ブロックを押した中国選手は失格にならず、3位のカナダ選手が失格となりました。
中国選手が行った不正は「マリオカート戦法」と名付けられて話題になりました。
マリオカート戦法鮮やかすぎて笑うwww
— ゆーご⛄️暑さ対策研究者 (@BOJOsearchLIFE) February 8, 2022
pic.twitter.com/reyJOfyL0G
スピードスケートは転倒を伴う危険な競技なので、わざとであれば問題ですよね。
マリオカート戦法については、こちらの記事で詳しくまとめています。

➄2月7日:ショートトラック男子1000m(準決勝)
ショートトラック男子でも「中国びいき」が疑われる判定が目立ちました。
1位の韓国選手が失格になったことで、中国選手が決勝進出になりました。
- 韓国の選手が1位でゴール。
- ビデオ判定の結果、レーン変更を遅らせて進路を妨害したとして失格に。
- 2位の中国選手が決勝進出。
全く同じことが準決勝の1組目と2組目の両方で起こりました。
これについて、韓国は裁判所に提訴すると言っています。
北京冬季五輪の韓国選手団は、スピードスケート・ショートトラック男子1000メートル準決勝での判定が不当だったとして提訴へ。 pic.twitter.com/DubBsosm1e
— ロイター (@ReutersJapan) February 9, 2022
➅2月7日:ショートトラック男子1000m(決勝)


2月7日に行われたショートトラック男子1000mでは、1位のハンガリー選手が失格に。
中国選手が繰り上がって金メダルと銀メダルになりました。
- ハンガリー選手が1位に。
- ビデオ判定の結果、接触妨害でイエローカードが出る。
- 2位と3位の中国選手が繰り上がり、金メダルと銀メダルに。
結果的に、
となりました。
試合後、任子威選手はあくまでフェアプレーだったと言っていました。
⑦2月7日:スピードスケート女子1500m(決勝)
2月7日に行われたスピードスケート女子1500mの決勝で、高木那菜選手に判定疑惑が生じました。
- 高木那菜選手と中国選手が接触して減速。
- 高木那菜選手は8位に。
本来ならアウトにいた高木那菜選手に優先権があるはずですが、中国選手が邪魔をした形になりました。
バックストレッチでは交差する際にはアウトの選手に優先権がある。「もう横に出れない状況で。相手も絶対分かっていたのに出てくるというのは、ちょっとこっちからしたらすごい悔しいレースになってしまったので。相手も五輪で結果を残したいのは分かりますけど、アウトが優先だというのはしっかりとやってほしかったなと思います」と述べた。
【スピードスケート】8位高木菜那「相手がダメじゃないか」怒り押し殺す 中国選手と接触(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
⑧2月12日:スピードスケート男子500m(決勝)


2月12日に行われたスピードスケート男子500mの決勝で、有力選手のフライングが連発しました。
- 森重航選手(日本)がフライングに。
- 金メダル候補のローラン・デュブルイユ選手(カナダ)がフライングに。
- 金メダル候補の新浜立也選手が動揺からスタートダッシュで失敗。
- 中国の高亭宇選手が金メダルに。
結果的に、金メダル候補の2人はメダル獲得できず、森重航選手が銅メダルを獲得しました。
ネット上では、この2組のフライング動画が拡散され、「どこがフライングなのか分からない」と炎上しました。
#スピードスケート#フライング かいこれ?
— ちぃ🥳ぱーてぃーず💋 (@chii511) February 12, 2022
むしろ2回目鳴ってからスタートしてる説 pic.twitter.com/JgmYgCTZuP
私も正直この動画を見ても、どこがフライングなのか全く分かりませんでした(^^;)
金メダリストが中国人選手だったことから、中国陰謀説まで浮上しています。
不正疑惑&おかしい判定:スキージャンプ
➀2月7日:ノルディックスキージャンプ混合
2月7日に行われたノルディックスキージャンプ混合で、5人の選手がスーツの規定違反で失格になりました。
スキージャンプでは、風邪を受けて体を持ち上げる「揚力」が飛距離に影響するため、スーツのサイズに規定を設けています。

この規定違反で失格になった国がこちらです。
- 日本:高梨沙羅選手
- ノルウェー:シリエ・ネプセト選手
- ノルウェー:アンナオディネ・ストレム選手
- ドイツ:カタリナ・アルトハウス選手
- オーストリア:イラシュコ・シュトルツ選手
ドイツ、オーストリアの選手は過去のオリンピックの銀メダリストで、高梨沙羅選手も世界トップです。
これについて、ロシアの陰謀論なども浮上しています。

高梨沙羅選手が失格になった際には、小林陵侑選手がハグをしてあげたとコメントして、一躍ヒーローになりましたね。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。



また、失格の判定を受けた高梨沙羅選手についての記事はこちらもおすすめです。



不正疑惑&おかしい判定:フィギュアスケート
2月7日:フィギュアスケート団体


2月7日に行われたフィギュアスケート団体でROC(ロシア)が金メダルを獲得しました。
しかし、カミラ・ワリエワ選手にドーピング疑惑があるとして、メダルの授与式が延期になりました。
- 2月7日にフィギュアスケート団体でロシアが金メダルに。
- カミラ・ワリエワにドーピング疑惑が浮上。
- 2月8日に予定されていたメダル授与式が延期に。
ここで怪しいのは、検査が行われたのは2021年の12月だったということです。
なぜ、今になって陽性反応が出たのでしょうか?
もし、ロシアが失格になった場合、日本が繰り上がりで銀メダルになります。
カミラ・ワリエワ選手はどうしてドーピングが疑われるような薬を服用したのでしょうか?
一部では、ライバルに盛られたのではないかという噂も浮上しているようです。
また、薬が心疾患に効果のあるものだったことから、カミラ・ワリエワ選手は心臓に病気があったのではないかとも言われています。
カミラ・ワリエワ選手のドーピング疑惑に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。



また、カミラ・ワリエワ選手のコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの娘にも注目が集まっています。
エテリ・トゥトベリーゼコーチの娘さんについては、こちらの記事をご覧ください。



不正疑惑&おかしい判定:スノーボード
➀2月8日:パラレル大回転(決勝)


2月8日に行われたパラレル大回転で、竹内智香さんが妨害判定を下されて1回戦で敗退しました。
パラレル大回転は2人の選手が並走してタイムを競い合います。
- レース後半に竹内智香選手がバランスを崩す。
- 並走していたドイツ選手のコース側に転倒。
- 竹内智香選手はすぐに起き上がり、先にゴール。
- 竹内智香選手が相手の進路妨害で失格。
このジャッジは8人中6人がドイツ人ということで、不正にジャッジされたのではないかという疑いが持たれています。
【#北京オリンピック】ハイライト
— gorin.jp (@gorinjp) February 8, 2022
🏂#スノーボード
女子 パラレル大回転 1回戦
五輪6大会連続出場の鉄人🇯🇵 #竹内智香 選手は、転倒しつつ先にフィニッシュしながらも、途中棄権の判定で敗退。判定に対する偽らざる気持ちを述べました。#Beijing2022 #gorinjphttps://t.co/oOdJns2eqZ pic.twitter.com/cNnfYQw9Wk
➁2月11日:男子ハーフパイプ(決勝)


2月11に行われた男子ハーフパイプ決勝で、平野歩夢選手の2本目の点数が不当に低いことが問題になりました。
- 平野歩夢選手が「トリプルコーク1440」と他の高難度の技のルーティンを成功させる。
- 世界最高難度の技にも関わらず、得点は91.7点で暫定2位に。
- 3本目でも高難度ルーティンを成功させ金メダルに。
「トリプルコーク1400」とは、斜め軸の縦3回転に横開店を加えた世界最高難度の技です。
しかし、2本目を滑ったときの順位と点数はこのようになっていました。
1位 | 92.50 | オーストラリア | スコッティ・ジェームズ |
2位 | 91.75 | 日本 | 平野歩夢 |
3位 | 87.25 | スイス | ヤン・シェーラー |
4位 | 85.00 | アメリカ | ショーン・ホワイト |
5位 | 79.75 | オーストラリア | バレンティノ・グセリ |
この判定には平野歩夢選手本人だけでなく、スノーボードの礎を築いたとされるトッド・リチャード氏も激怒。
「ハーフパイプ史上最高のランだった。どこを減点するんだ?こんなことが起こるなんて信じられない。正直に言わせてもらうと“茶番”だ。腹が立って仕方ない」
平野歩夢の2回目採点にスノーボード界のレジェンド激怒「どこを減点?茶番だ」 逆転に「正義だ」と― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
リチャード氏は、ジャッジに対する信頼感は吹き飛んだと言いました。
リチャード氏でなくても、今回のオリンピックのジャッジには不信感が募りますね。
また、平野歩夢選手が身に着けていた手ぬぐいが話題になりました。
金メダルを獲得した後、注文が殺到して即完売になったのだとか!
みなさんもぜひチェックしてみてください。



まとめ
北京オリンピックの不正疑惑や判定がおかしいと言われている種目をまとめました。
- スピードスケートでは「中国びいき」が疑われるジャッジが目立った。
- フィギュアスケートでドーピング疑惑が浮上。
- スキージャンプのスーツ規程違反の裏に闇?
- スノーボードで不当な判定。
これらの不正疑惑や不当なジャッジには、中国やロシアの政治的な問題が絡んでいるのではないかとも言われています。
オリンピックの裏で何が起こっているのでしょうか…
また、オリンピックの選手村の食事もヤバい!と噂になっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


