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ミステリと言う勿れ|久野整と父親の過去とは?火傷は虐待されていた伏線?

ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主人公・久野整は天然パーマの髪が特徴的な変わった大学生です。

ドラマの第1話では、殺人犯の容疑をかけられたのにも関わらず、取り調べ中に真犯人を言い当てて事件の解決に貢献したました。

淡々と事件を解決してしまう久野に痛快感さえ覚えましたが、一つ気になる言葉がありました。

久野に対する青砥警部の「あいつ…自分の父親への恨みを話しているようだったな。」という一言です。
久野には過去に父親を恨むような出来事があったのでしょうか?

さらに胸倉をつかまれたときに胸元にやけどの跡がちらりを見えたことに気づきましたか?
もしかして、虐待されていたのでしょうか?

この記事では、『ミステリと言う勿れ』の主人公・久野整の過去と父親との関係についてまとめました。

ミステリと言う勿れの伏線|久野整は父親を恨んでいる?

久野整の「父親への恨み」とは?

ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主人公は天然パーマにコンプレックスを持つ久野整(くのう・ととのう)。
友達も彼女もおらず、カレーが大好きな大学生です。

1話では、殺人事件の容疑をかけられましたが、警察署で取り調べを受ける中で担当の藪警部補が犯人であることを突き止めました。

晴れて解放された久野の背中を見送る青砥警部がこんなことを言っていました。

「あいつ…自分の父親への恨みを話しているようだったな。」

ミステリと言う勿れのワンシーン
『ミステリと言う勿れ』のワンシーン

久野は父親を恨んでいるのでしょうか?

久野は取り調べの最中、妻子がひき逃げされた恨みを晴らすために殺人を犯したという藪警部補に向かってこんなことを話していました。

久野整

藪さん、生涯でお子さんの名前を何回呼びましたか?

さっき、奥さんとお子さんが喜んでくれるって言ってたけど、そうでしょうか?

僕が子供ならこう思う。

「お父さん、なんだか楽しそうだね。あんなに忙しい、忙しいって言ってたのに。刑事の仕事は何より大事で、そのために全てを犠牲にしてきたのに。お父さんが忙しいって言ってたのは、僕らに会いたくなかったからで、僕たちが死んだらもう忙しくなくなったんだね」って。

それに対して、藪警部補は胸倉をつかんで激怒しました。

そして、「妻や子を持ったことがない、そんなお前に何が分かんだ?」と詰め寄られた久野はこう言いました。

久野整

分かりませんよ。藪さんの真実は藪さんにしか分からないし、僕の真実は僕にしか分かりません。

ただ、僕は子どもを持ったことはないですが、子どもだったことはあります。

親になると忘れてしまうのかもしれませんが、僕は今、子どもの立場でものを言っています。

確かに、子ども時代に父親との間で何かあったのではないかと思わせるセリフです。

もしかして久野も子供時代、父親が忙しくてあまり構ってもらえず、寂しい思いをしていたのではないか…?
そんな風にも思いました。

久野整の胸元に火傷の跡があった?

久野の火傷
久野整の火傷の跡

藪警部補が久野の胸倉をつかんだときにちらりと火傷の跡が見えました。

よくよく見ないと気づかないくらい一瞬でしたが、何かの伏線ではないかと思った人も多いのではないでしょうか。

さらに、久野は家の中でも常にマフラーをしていることに気づきましたか?

火傷を隠すためなのだとすれば、納得ですよね。

実は、原作ではこの後、久野が人とお風呂に入るのを嫌がる場面が出てきます。
それも火傷を見られたくないからでしょう。

もしかしたら、久野は父親から虐待を受けていた可能性もあります。
もしそうだとすれば、久野が父親を恨んでいて当然であり、藪警部補に対するセリフも自然な気がしますね。

ミステリと言う勿れの久野整は父親に虐待されていた?

父親に虐待されていたのは久野整?母親?

漫画『ミステリと言う勿れ』
虐待を受ける久野(引用元:https://manga-love.com/archives/1333)

原作の漫画では久野が幼少期に虐待を受けていたことがうかがい知れる描写があります

久野は家庭環境が良くなかったため、幼い頃は家に帰りたくなかったと打ち明けるシーンも漫画には登場します。

しかし、一番ひどい虐待を受けていたのは久野の母親でした。

  • 父親:基本仕事と称していないが、いたら”瞬間湯沸かし器”で言葉が通じない。
  • 祖母:常軌を逸した人。久野の母親を精神的にも物理的にもサウンドバッグのように扱っていた。

虐待を受けた久野の母は感情を失ってしまい、久野に対する愛情も表現できなくなりました。

そして、幼い久野にこんなことを言いました。

「あなたをかわいがってあげたいんだけど、何も感じない」
「ごめんね…」

父親は祖母から虐待される母親を見て見ぬふりをしていました。

久野が藪警部補に「生涯でお子さんの名前を何回呼びましたか? 」と質問したとき、家庭に無関心だった父親を思い出していたのかもしれません。

原作に久野の火傷について描かれたシーンはないようですが、このような家庭環境を考えると、虐待によってできた可能性が高いですね。

久野整の母親は自殺した?

漫画『ミステリと言う勿れ』
自殺した久野整の母(引用元:https://manga-love.com/archives/1333)

家庭の中で孤立した母親は久野が幼いうちに亡くなりました。
自殺と言われていますが、久野は違うと思っています。

原作では「君が嫌な死に方は?」と問いかけられ「事故やもしくは殺されたのに、自殺だと片づけられること」と答えています。

この返答も母親のことを示唆しているように思われます。

久野の母親の死の真相は明かされていませんが、火傷と関係があるかもしれません。

まとめ

ドラマ『ミステリと言う勿れ』の第1話で青砥警部が言った「あいつ…自分の父親へのに恨みを話しているようだったな。」という一言が気になりました。

また、藪警部補に胸倉をつかまれた際に火傷の跡がちらりと見えました。

そこで、久野整は過去に父親と何かあったのかについてまとめました。

  • 久野の父親は仕事と称して家におらず、家にいても”瞬間湯沸かし器”だった。
  • 久野と母親は幼少期に父親と祖母に虐待を受けていた。
  • 久野の母親は久野が幼い頃に自殺で亡くなったが、久野は自殺ではないと思っている。

原作でも火傷の理由は明らかにされていませんが、虐待の可能性が高そうですね!

引き続きドラマを楽しみましょう!

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