ロシアのウクライナ侵攻で注目を集めているゼレンスキー大統領。
テレビでは、ロシアに屈しない姿勢を宣言する演説動画を公開して、絶賛されました。
しかし、一方でゼレンスキー大統領のことを「無能だ」「胡散臭い」と評価する声も上がっています。
ゼレンスキー大統領はなぜ胡散臭いと言われているのでしょうか?
この記事では、ゼレンスキー大統領が胡散臭いと言われる5つの理由を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
ゼレンスキー大統領は胡散臭い?

ロシアのウクライナ侵攻が過激化し、一躍有名になったウクライナのゼレンスキー大統領。
暗殺リストの1番目に名前が挙がっており、国外に逃亡したのではないかとの噂が流れていましたが、2月25日に国民とともにいると証明する動画を公開しました。
「私たちはここにいる。私たちはウクライナを守る」
ウクライナの首都キエフの路上でこのように述べたゼレンスキー大統領。
ウクライナの国民からの支持は急速に高まっているそうです。
「ロシアが戦争を始めた後、全てのウクライナ人がゼレンスキー大統領と結束を固め、支持し、尊敬するようになったのです。彼は自身を手本に、団結と鼓舞を促す役割を担っています。政府はプーチン大統領の軍隊を撃退していて、多くの人が心から彼を称賛し尊敬しています」
ゼレンスキー大統領とは何者か。コメディー俳優から祖国を守る指導者になるまで | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp)
ところが、世間ではゼレンスキー大統領について「無能だ」「胡散臭い」といったマイナスに評価する声も上がっています。
3月16日に米連邦議会で行ったオンライン演説で、ロシアのウクライナ侵攻と真珠湾攻撃を同等に捉えていることが分かってからは、一気に評価が下がりました。
1941年の(日本による)真珠湾攻撃を思い出してほしい。(2001年の)米同時多発テロを思い出してほしい。空からの攻撃で街が戦場になった。私たちはロシアによる空からの攻撃で毎日、毎晩、この3週間、同じことを経験している
ネット上でも、ゼレンスキー大統領を「無能」「胡散臭い」と評価する声が殺到しています。
プーチンが非道なのは言うまでもないが、ますます胡散臭いゼレンスキー。両方の国民は救われない。
— たくのん (@taknom) March 16, 2022
ゼレンスキー大統領が正義みたいな扱いされてるの解せない。どさくさに紛れてNATOに入ろうとしたり自国民に国に留まって戦うよう煽るし。なーんか胡散臭いんだよね。#ウクライナ #ゼレンスキー
— 滑川ズン子 (@_zunko246) March 16, 2022
ゼレンスキー大統領のアメリカ議会での演説
— レヴィ (@Revy_1113) March 16, 2022
ここまでいくと胡散臭い
演説後のVTRなんかはお涙頂戴感満載でなんか冷めた
もっとストレートで、もっと単純でえんやないかい?
これが欧米の文化と言われればそんな感じもするけど、僕はなんか苦手#NHK #ゼレンスキー大統領 #ウクライナ侵攻
ゼレンスキー大統領が胡散臭いと言われる5つの理由!
では、なぜ正義のヒーローかに思われたゼレンスキー大統領が胡散臭いと言われているのでしょうか?
それには5つの理由があります。
- 大統領になったサクセスストーリーが怪しい!
- パンドラ文書に名前が載っていた!
- マイダン革命の支持者だった!
- バイデン親子と親密な関係があった!
- 演説で嘘をついていた!
では、1つずつ見ていきましょう。
➀大統領になったサクセスストーリーが怪しい!

ゼレンスキー大統領は元コメディアンから大統領に転身しています。
そもそも、どうしてコメディアンが大統領になれたのか、疑問視している人も多くいるのではないでしょうか?
これには、実に興味深いエピソードがあります。
- 2015年:高校教師が大統領に選任される内容のテレビドラマ『国民のしもべ』で主演を務める。
- 2019年:本当に大統領選挙に出馬して、当選する。
なんど、コメディアンだったゼレンスキーさんは、2015年に出演したドラマで大統領になる高校教師を演じていたのです!
ロシアがウクライナのクリミア半島を一方的に併合した翌年の15年にTVドラマ番組『サーバント・オブ・ピープル(筆者仮訳:国民への奉仕者)』を制作、自ら高校教師役を演じる。この教師が政府の腐敗撲滅を叫ぶ様子を生徒がこっそり撮影しネットに投稿したところ爆発的に拡散し、予期せずウクライナ大統領に就任するという政治風刺劇だ。
ゼレンスキーは英雄か、世界を大戦に巻き込むポピュリストか|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)
そして、2019年にノンフィクションが現実となりました。
在ロンドン国際ジャーナリストの木村正人さんによると、ゼレンスキーさんが大統領に当選したのは、このドラマの影響が強いとされています。
ドラマではウクライナが実際に直面する問題が取り上げられた。視聴者の90%がゼレンスキー氏の演じる大統領に共感を持った。有権者はゼレンスキー氏が祖国の救世主になるという幻想に酔い、現実と仮想の境をなくしてしまう。2019年のウクライナ大統領選に出馬し、決選投票で現職のペトロ・ポロシェンコ大統領をトリプルスコアで退けた。
ゼレンスキーは英雄か、世界を大戦に巻き込むポピュリストか|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)
また、このドラマを放送したテレビ局の株式の70%を保有する億万長者イーホル・コロモイスキー氏と繋がりがあったとも言われています。
何か、裏で仕組まれていたのでしょうか?
ちなみに、こちらがテレビドラマ『国民のしもべ』です。
➁パンドラ文書に名前が載っていた!

ゼレンスキー大統領の名前がパンドラ文書に載っていたことが判明しています。
- パンドラ文書とは、「金と権力をもつ世界の大物たちが資産を隠し、税を回避し、資金洗浄をしていたことを示すリーク書類」と言われる。
- 書類約640万点、画像約300万点、メール100万点以上、スプレッドシート50万点近くからなる。
- 国際ジャーナリスト調査連合(ICIJ)が117か国のジャーナリスト600人以上を動員して、14箇所の情報源から流出した書類を調べた。
要するに、タックスヘイブン(租税回避地)を利用した金融取引を記した文書です。
この文書に、ゼレンスキー大統領の名前が載っていたというのです!

この文書から、ゼレンスキー大統領が資産を隠していたことが発覚しました。
とある記事では、バージン諸島、キプロス、ベリーズにまたがる企業ということも分かっています。
パンドラ文書では、彼と彼の親しいアドバイザー2人がイギリス領バージン諸島、キプロス、ベリーズにまたがるオフショア企業のネットワークを持っていることが明らかになった。
ゼレンスキー大統領とは何者か。コメディー俳優から祖国を守る指導者になるまで | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp)
ネット上では、当時ただのコメディアンだったゼレンスキーさんが、なぜ隠さなければならないほどの資産を持っていたのか疑問視されています。
ゼレンスキーという男、ネオナチ排除や腐敗撲滅を主張していたのだが、「パンドラ文書」で、多額の賄賂をもらっていたのがバレたのよ😅
— 日本の心yk (@YkYukio) March 16, 2022
ゼレンスキー大統領は賄賂を貰って大統領になったのでしょうか?
だとしたら、正義のヒーロー像が一気に崩れてしまいますね…
➂マイダン革命の支持者だった!

ゼレンスキー大統領は、新欧米市民運動「マイダン革命」の支持者でした。
- 2013年~2014年に起こった革命。
- EUとの連合協定の調印を拒否した親露派のヤヌコーヴィチ大統領VS親EU派の国民。
- 親EU派の国民がマイダン広場で93日間抗議デモを行った。
- 結果的に、ヤヌコーヴィチ大統領がロシアに亡命することになった。
このマイダン革命については、こちらの動画で詳しく説明されているので、参考にしてみてください。
ゼレンスキー大統領は、マイダン革命の親EU派の国民の味方でした。
ゼレンスキー氏は13~14年の親欧米市民運動「マイダン革命」の支持者で、親露派分離主義者による東部紛争では前線で戦うウクライナ軍に寄付している。14年のクリミア併合をきっかけに同国ではナショナリズムが高まり、ゼレンスキー氏はSNSを通じて、そうした国民感情を味方につけてきた。
ゼレンスキーは英雄か、世界を大戦に巻き込むポピュリストか(ニューズウィーク日本版) – Yahoo!ニュース
ただ、マイダン革命での死者の数は1万3000人にも達し、ロシアのウクライナへの介入が一層増す結果となりました。
ネット上では、マイダン革命は裏で仕組まれていたのではないかと言われています。
このような疑惑のある革命の支持者だったゼレンスキー大統領も怪しい!という意見があります。
とある記事では、ロシアのウクライナ侵攻は、ゼレンスキー大統領の欧米寄りの政策が原因となった可能性について書かれていました。
そして2022年、ゼレンスキー政権の欧米寄りの政策が明らかになったことで、ロシアは分離独立を主張する2州を一方的に国家として承認し、2月24日にウクライナに対して軍事侵攻を開始したのである。
ロシア・ウクライナ侵攻は何が引き金になったのか㊤ ウクライナ国内で繰り広げられた「親英米派」「親露派」の対立=中岡望 | 週刊エコノミスト Online (mainichi.jp)
まさか、ロシアのウクライナ侵攻を仕組んでいたはずはないと思うのですが…
➃バイデン親子と親密な関係があった!

実は、バイデン大統領の息子がウクライナのガス会社「ブリスマ」の取締役だったことが判明しています。
一体なぜバイデン大統領の息子がウクライナの会社の取締役になっているのか謎ですね。
ただ、プーチン大統領は「刑事犯罪に当たる要素は全く見当たらない」としています。
➄演説で嘘をついていた!

ゼレンスキー大統領はネット上で「嘘つき」と言われています。
ゼレンスキー大統領は、ロシアに原発を攻撃されたという動画を公開しています。
しかし、実際にはロシアは原発を攻撃していませんでした。
このことが判明して、ネット上の一部で「ゼレンスキー大統領は嘘つきだ!」と炎上することになりました。
ゼレンスキーとウクライナ政府は、NATOに飛行禁止区域を設定し、西側を戦争に引き込むよう求めるために、基本的に原子力発電所での差し迫った崩壊について嘘をついた(火災は隣の訓練棟で起こった)。 https://t.co/PEivVfqljX
— 脳梗塞相互フォロー100% (@nokosokusougo) March 5, 2022
ゼレンスキーはロシアの「原子力発電所の砲撃」について嘘をつき、NATOを戦争に巻き込むための最新の入札で「放射線漏れ」を引き起こした https://t.co/JTcRWcvnp3
— brynhildr (@brynhil79544878) March 4, 2022
ただ、ゼレンスキー大統領が意図的にうそをついていたとは考えにくいですよね。
ロシアによるウクライナ侵攻が過激化する中、原発の付近で火災が発生したため、急遽動画を公開したのではないかと考えられます。
もし本当にロシアが原発を攻撃していたとしたら、黙ってみているわけにはいかないでしょうから、仕方ない判断だったのかもしれませんね。
まとめ
ウクライナの英雄として注目されていたゼレンスキー大統領ですが、一部で「胡散臭い」「嘘つき」などの声が上がっています。
そこで、ゼレンスキー大統領が胡散臭いと言われる理由を5つにまとめてみました。
- 大統領になったサクセスストーリーが怪しい!
- パンドラ文書に名前が載っていた!
- マイダン革命の支持者だった!
- バイデン親子と親密な関係があった!
- 演説で嘘をついていた!
ただ、これらの理由はネット上で言われていることや記事を元にまとめたものです。
不確定な情報が含まれている可能性もあることをご了承ください。
また、ゼレンスキー大統領は暗殺リストの1番目に名前が挙がっていると言われていますが、奥さんのゼレンスカさんも2番目に名前があります。
ゼレンスカさんについては、こちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
