ドラマ『最愛』が2014年に放送された『Nのために』を彷彿させると話題になっています。
実は『最愛』と『Nのために』にはいくつかの共通点があるのです。
『Nのために』を参考にすれば、『最愛』の犯人考察ができるかもしれませんよね!
この記事では、『最愛』と『Nのために』の共通点をまとめました。
また、『Nのために』をもとに、『最愛』の展開を予想してみました。
あなたなら、どのような考察をしますか?
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ドラマ『最愛』と『Nのために』が似てると話題!




ドラマ『最愛』の放送が2021年19月15日からはじまりました。
その『最愛』が2014年放送のドラマ『Nのために』に似ていると話題になっています。
冒頭30分間で怒涛の展開をみせ、放送中にはツイッターに作品関連のワードのほか、「Nのために」がトレンド入りした。
吉高由里子『最愛』衝撃の冒頭30分「怖い」「面白い」 『Nのために』を彷彿とする声も(オリコン) – Yahoo!ニュース
『Nのために』は湊かなえさんが描く純愛ミステリー小説です。
登場人物のイニシャルが全て「N」になっています。
高層マンションに住むセレブ夫妻、野口貴弘(徳井義実)・奈央子夫妻(小西真奈美)が殺害された。その現場に居合わせたのは“ある計画”を立てた大学生の希美(榮倉奈々)、成瀬(窪田正孝)、安藤(賀来賢人)、西崎(小出恵介)。その場で西崎が逮捕され、自供から有罪が確定し、懲役10年が言い渡された。
それから10年後、この事件の判決に疑いを抱く元警察官・高野(三浦友和)は、事件の真相を追い始める。この事件は15年前の夏、瀬戸内海に浮かぶ島で、希美と成瀬が起こした“ある事件”からすべてが始まっていると高野は確信していた。
「彼らはあの時、罪を犯した。それぞれのNのために」
(公式サイトより)
ネット上でも、『最愛』を見て『Nのために』を思い出したという声が寄せられました。
『Nのために』を見たことがないという人も、こんなに面白い『最愛』と似ていると言われたら、『Nのために』も見てみたくなりますね!
ドラマ『最愛』と『Nのために』の共通点4つ!
『最愛』と『Nのために』の共通点をまとめてみました。
共通点➀ 製作スタッフ
ドラマ『最愛』は完全オリジナルドラマになっています。
そのため、原作者は『Nのために』を書いた湊かなえさんではありません。
しかし、実は演出家や脚本家など、製作スタッフが同じなんです!
『最愛』 | 『Nのために』 | |
原作 | なし | 湊かなえ |
脚本 | 奥寺佐渡子 清水友佳子 | 奥寺佐渡子 |
音楽 | 横山克 | 横山克 |
プロデュース | 新井順子 | 新井順子 |
演出 | 塚原あゆ子 山本剛義 村尾嘉昭 | 塚原あゆ子 山本剛義 阿南昭宏 |
編成 | 中西真央 東仲恵吾 | |
制作 | TBSスパークル | ドリマックス・テレビジョンTBS |
この表を見ると、制作スタッフが共通している部分が多い音が分かります。
特に、脚本家の奥寺佐渡子さんや演出家の塚原あゆ子さん、山本剛義さんなど、ストーリーに大きくかかわるスタッフが同じですね!
製作スタッフが同じだと、自然と似た雰囲気の演出になりそうです。
共通点➁ キャスト


『最愛』の主人公・梨央の父親・朝宮達雄を演じているのは、光石研さん。
実は、『Nのために』でも、榮倉奈々さん演じ津杉下希美の父親役をしていました。
『Nのために』で演じていたのは、杉下家の婿養子となって義父が経営していた大手建設会社を引き継ぐも、愛人と暮らすために妻と子供を家から追い出す酷い父親でした。
しかし、今回は娘の梨央や息子の優を心から愛するとてもやさしい父親役ですね!
しかし、これからどのような展開になるか分からないので、引き続き父親の動向にも注目していきましょう。
共通点➂ ストーリー展開


『最愛』では、両想いだった高校生の梨央(吉高由里子)と大学生の大輝(松下洸平)が、事件をきっかけに離れ離れになってしまします。
そして、15年後に、事件の重要参考人と刑事という立場で再開します。
『Nのために』でも、高校生の希美(榮倉奈々)と成瀬(窪田正孝)が、お互いに惹かれ合いながらも別れることに。
大人になって再会し、事件が起きます。
二作品とも学生時代の切ない恋と、大人になってから起こる殺人事件が繋がるという点が同じですね。
- 主人公の男女が学生時代に惹かれ合っている
- お互い好きなのに別れなければならなくなる
- 大人になってから再開する
- 二人の再会のきっかけは過去の事件
どちらも切ないストーリー展開です。
共通点➃ 演出
『最愛』と『Nのために』は演出家が同じだからでしょうか、演出も似ていると話題です。
『Nのために』を見たことがある人であれば、なんとなくこのシーン見覚えあるかも…と感じる場面が多々あるのではないでしょうか。
探せば他にも細かい演出の共通点が見つかるかもしれません。
ドラマ『最愛』の伏線考察を『Nのために』からしてみた!
『最愛』と『Nのために』の製作スタッフが同じなのであれば、事件の展開も似てくるのではないでしょうか。
そこで、『Nのために』のストーリーを参考にして、『最愛』の今後の展開を予測してみました。
『Nのために』の事件概要


『Nのために』で起きた事件とは、高層マンションの一室で野口貫弘と野口奈央子の夫婦が殺されたというもの。
事件現場に居合わせたのは、大学生の杉下希美と成瀬慎司、安藤望、西崎真人の4人です。
- 奈央子は希美の部屋に遊びに来たとき、希美の隣人・西崎と知り合い、不倫関係になる。
- 貫弘は妻・奈央子と西崎が不倫していることを知って、部屋に監禁する。
- 奈央子が夫の貴弘からDVを受けていると知って、西崎は助け出そうとする。
- 大学生4人と野口夫婦でパーティーをすることになる。
- 事件が起こり、奈央子と貫弘夫婦が死ぬ。
この事件では、登場人物が互いをかばい合って、事件について嘘の供述をします。
- DVを受ける奈央子を助け出すため、西崎が花屋に変装してパーティーに花を届ける。
- 西崎と奈央子の不倫に気づいていた貫弘は、部屋にやってきた西崎に暴行を加える。
- 奈央子が貫弘を止めようとして、貫弘に刺殺される。
- 西崎が貫弘を燭台で撲殺する。
『Nのために』の真実
しかし、事件の真相は違ったものでした。
安藤は貫弘の部下でありながら、将棋を指す仲でした。
そして、パーティーの日に将棋で負けると、海外の僻地に飛ばされることになっていました。
希美はそんな安藤を助けたいと思っていました。
また、実は奈央子は安藤が好きなわけではありませんでした。
奈央子は希美が夫・貫弘に言い寄っていると勘違いして、二人を引き離すために安藤と親しくしていただけだったのです。
お互いに勘違いしたまま、事件の日を迎えます。
- 奈央子を救出する作戦を知らされていなかった安藤が、誤ってドアのチェーンを外からかける。
- 既に花屋を装って部屋の中にいた西崎が奈央子を連れ出そうとする(奈央子のために)が、奈央子は拒否する。
- 奈央子は希美が夫の貫弘に言い寄っていると勘違いし、「奥の書斎にいる杉下希美を連れ出して、二度と野口家に来させないで欲しい」と西崎に頼む。
- 一方、貫弘が殺傷事件を起こせば安藤の僻地行きが中止されると思った希美が、貫弘に「奈央子の不倫相手が来ている」と教える。(安藤望のために)
- 怒った貫弘に殴りつけられた西崎は部屋から逃げようとするが、チェーンがかかっているせいで逃げられない。
- 西崎は包丁を手にするが、貫弘に取られる。
- 愛する夫を希美に奪われると思った奈央子が、夫・貫弘を独占するために撲殺する。
- 奈央子は自分で脇腹に包丁をさして自殺する。
- 幼少期に火事で母を見殺しにした経験がある西崎が、その償いのために罪をかぶる。(奈央子のために)
『Nのために』では、登場人物の、それぞれのためにした行動が悲劇を招きます。
『最愛』の犯人考察
『最愛』も『Nのために』と同じく、愛する人のためにと思って取った行動が事件に繋がっています。
登場人物の「愛」に注目することが、事件考察のカギになると思います。
「愛」を頼りに、『最愛』の事件の真相を考察してみました。
- 渡辺康介に襲われた姉・梨央を守るために、弟・優が康介を殺す。(優から梨央への愛)
- 梨央と優の父・達雄が、優の殺人を隠すために康介の遺体を埋めに行く。(達雄から優への愛)
また、15年後に康介の父・昭が東京にいる梨央にあった数日後に何者かに殺され、遺体となって発見されました。
この二つ目の殺人にも、愛が関係しているような気がしますね。
15年後の殺人事件の考察もしてみました。
- 康介が優に殺されたことを突き止めた昭が何らかの証拠を持って梨央に会いに来る。(昭から息子・康介への愛)
- 優が犯人であることが世間にばれてしまうのを防ぐために、梨央が昭を殺そうと決める。(梨央から優への愛)
- 実際に手を下したのは、梨央の会社の専属弁護士・加瀬賢一郎。(加瀬から梨央への愛)
ここまでのストーリーから「愛」に注目して考察してみましたが、まだまだ物語は始まったばかり。
今後、新たな展開が待ち受けているかもしれませんね。
まとめ
ドラマ『最愛』と『Nのために』の共通点についてまとめてみました。
二つのドラマの共通点は主に4つありました。
- 制作スタッフ
- キャスト
- ストーリー展開
- 演出
また、『Nのために』を参考にして、『最愛』の展開も考察してみました。
『Nのために』ではお互いをかばい合って嘘の供述をしていましたね。
『最愛』でも、愛する人のために事件を起こし、嘘の供述をしている可能性が高いです。
まだまだストーリーは始まったばかり!
今後の展開にも注目していきましょう!
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